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アトリエ公演第二部は
虚実が入り乱れたイベントでした


このアトリエ公演は二部制でした。第一部は2004年12月26日、ニッポン放送のImagineStudioでの通常の公演・・・・・そしてこの第一部の最後では、主人公の二人の結婚が示唆されました。そして第二部は、東京・亀戸にある「アンフェリシオン」での「挙式」ではじまり、それにつづく披露宴はすべて実際に行われる・・・・観客は参列者として実際に参加できるという、とてもユニークなものだったのです。

2004年12月29日の第二部の様子を簡単にまとめてみました。
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午後3時からは、「アンフェリシオン」のチャペルで挙式がはじまりました。上の写真は新婦役の私と、新郎役の坂田鉄平さんです。坂田さんも私も、今までの舞台よりも緊張しました。
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今回父親役は、演出を担当したSETの山崎さんです。山崎さんは役者さんでもあるのですが、ちょっと違った意味で緊張していたようでした。

ここからは想像ですが、たぶん緊張された理由はご自身の娘さんのことを考えたからじゃないでしょうか?「でも、娘はまだ小学生だから」という山崎さん、タキシードがとても似合いました。ステキな「お父様」です。

スタッフの一人が、挙式の前、山崎さんが一人椅子に座って式を待っているところを目撃したのですが、その姿は本物の父親のようで、ちょっと寂しさが漂っていたそうです。
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そして式の「本番」です。参列者はこの公演第二部の「観客」です。お芝居の中の挙式に「入り込める」という不思議な舞台です。そして誰が見ても、これは本物の挙式と何も違いはないのです!
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式は厳粛に進みます。そしてこのチャペルの美しさと牧師様のお言葉、賛美歌の響き・・・・「麻由」という役を演じている私ですが、現実と仮想の間(はざま)で、不思議な感覚を覚えました。
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先日韓国へいっしょに行った面々も参列してくれました。
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「・・・あんなに泣くとは。あんたの結婚式ちゃうっちゅーねん。しかも芝居やっちゅーねん。自分で自分にびっくりしました。でもね〜、不思議なんですよね。卓弥とまゆの結婚式だって思い込んでるはずなのに、しかも私自身も佳奈として存在しているはずなのに、なんかいつの間にか鉄平と友ちゃんのほんとの結婚式のような気にもなっちゃうんですよね。あれ?ここはどこ?私はだれ?みたいな。なんか不思議の国に迷い込んだような気分でした。あれが劇場だったらそんな錯覚には陥らなかったんだと思うけど、本物のチャペルで本物の披露宴会場だったからかなぁ。ロケーションって大きいですね。」

共演の池辺愛ちゃんのコメントです。


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先日別の仕事で「憧れの指輪」と紹介させていただいたFURRER-JACOT(フラー・ジャコー)ですが、なんと今回のこの第二部のために、とてもステキな指輪を貸し出してくれたのです!プラチナの素晴らしい指輪で、夢が叶った(?)瞬間でした!
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そして披露宴です。披露宴ももちろん「本物」で、コースディナーが出ました。とても美味しく、メインディッシュも2種類・・・海老とフォアグラ&ヒレステーキと、豪華版でした!

私もこのディナーには目がくらみ、披露宴の最中、ちゃんと食べました!うきゃきゃきゃきゃ!
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披露宴では、私の新しい「義理の妹」、池辺愛ちゃんが踊りを披露したり、「上司」の岩永新悟さんが覆面をして乱入したりと、盛りだくさんでした。
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さらに私のラジオのゲストとして登場した離婚カウンセラーの岡野あつこさんや占い師のウルアンナ先生がスピーチしてくださりました。もちろん「役者」として登場です!

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そして第二部の最後は、通常の披露宴と同じで、両親への花束贈呈です。

・・・・・これで今回の公演は終わりのはずでした。リハーサルでもここまでしか稽古はしていませんでした・・・・が、しかし、ここで司会者が突然こういったのです。

「今、手紙が届けられました。新婦はマイクのある舞台へ移動してください」

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そしてその手紙は、私の母からのものでした。

皆さん、混乱しそうでしょう?説明します。ここまでは「舞台」で、「麻由」を演じていた私です。しかしここからは「津川友美」という役者が母親からの手紙を読むという、現実の場面です。

手紙には私の子供の頃の思い出から、応援してくれている皆さんやスタッフに感謝するようにということが書いてありました。

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そして次の瞬間、大阪に住んでいて第二部には町内会の仕事でこられない、といっていた母が登場したではありませんか!
私はこんなにいろいろな人に感謝したことはありませんでした。涙が止まりませんでした。

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母は、披露宴の最中別室で待機していたということです。この公演に出ることは前日にきめたということで、ほんとうに驚きました。

「お母さん、そしてスタッフの皆さん、ありがとうございます!」

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公演が終わり、スタッフ、共演者(会場には15名の役者が「忍び込んで」いました!)、そして観客の皆さんも参加して、二次会(打ち上げ)を、アンフェリシオンの別の会場で行いました。

雪の中、足を運んでくれたたくさんの皆さんとスタッフに心から感謝します!

(c) Tomomi Tsugawa 2004